お子さんは、とにかく覚えが早いです。ですのでパソコンそのものの設定は殆ど変更しなくても子供は使いこなしていきます。それでもパソコンを使っていると色々とトラブルに見舞われたりするものです。そのあたりを中心に役に立ちそうな情報をまとめました。
マウスはパソコンと人間の間を繋ぐ一番良く使う部品だと思います。
そのマウスの調子が悪いとパソコンを壊したくなるような衝動にかられることもしばしばです。
マウスには、下にボールのついたタイプのマウスと、光で下の模様を読み取って動作するボールが無いタイプのマウスがあります。
マウスの下にはマウスパットを敷きますがこれは、ボールの場合にはボールが滑らないように、光の場合には模様の動きを読み取りやすいようにするためです。
ボールのついたタイプのマウスは、結構ホコリが中に溜まりやすく定期的な掃除が必要です。
マウスを裏返すとボールが見える穴がありその周りにカバーのようなまわせる部分があります。そこを回すとカバーが外れるのでボールを取り出してください。
中に上下の動きを感知するローラーと左右の動きを感知するローラーが見えるはずです。（そのほかにもボールの転がりを補佐するローラーがいくつかあります）
そこにごみがついていたら取り除いて下さい、見えるころについてなくても、ころころローラーを回転すとどこかにごみが付着していることがあります。手でとっても十分ですがパソコンショップなどでは専用の掃除道具が売ってたりします。
光で読み取るタイプのマウスは掃除が不要です。ただし個人的な感覚ですがボールよりも細かい操作が甘いような気がします。
またマウスにはさらに、有線タイプのマウスと無線タイプのマウスがありますが、お子さんは下手に遊び道具に使う恐れがあるので無くさないように有線タイプがいいかもしれません。
ノートパソコンではマウス以外のデバイスでポインタを操作しますが、将来的に色々なパソコンを操作することを考えるとマウスを使わせるのがいいように思います。
ノートパソコンに合わせて小さめのマウスもパソコンショップで売っています。
キーボードは、マウスの次に良く使う、そして一番重要なパソコンの部品です。
そして、一番ホコリが入りやすく、特にノートパソコンの場合には、キーボードのすぐ下に色々な部品が入っているので、そのホコリが原因で故障になったりします。
またお子さんが使う場合には、お菓子やジュースをこぼしたりすることもあり、一番汚しやすく、また掃除も一番大変です。
その対策として、キーボードの場合には、先手をうって、キーボードカバーをつけます。
パソコンの各々の機種専用にキーボードの形に合わせたでこぼこの形がついたキーボードカバーもありますが、それよりも安価なフリータイプのキーボードカバーがあります。
専用のキーボードカバーは割高ですが、フリータイプの場合1,000円ぐらいで買えたと思います。ノートパソコンの大きさによっては、一つ買って切って使うと２回分使えたりします。
キーボードカバーは、カバーをしたまま打鍵します。ちょうどキーボードの上にラップを張ったような感じです。
タッチタイピングにも支障はありません。
「ラップでもいいかも」と言う話はありますが、ぺたぺたくっつくのであまり向かないように思います。くっつかないラップがあればいいかもしれませんが今度は強度が心配です。
ディスプレイは、情報を表示する一番見ることの多いパソコンの部品です。
ゆえにお子さんの視力の低下が心配になるかもしれません。
最近は液晶タイプのディスプレイが多いですが、ブラウン管タイプのディスプレイの場合には、目の疲れを軽減させるフィルターが売られています。
また液晶タイプのディスプレイでも、表示をくっきりさせるようなフィルターが売られています。
最近の液晶は「鏡面仕上げ」といってテカテカしたものが主流のようですが、周りの景色がディスプレイに映りこんで見にくいように思います。その場合スモーク仕上げのフィルターがありますのでそちらを張っても良いかもしれません。
ディスプレイのフィルターは、他にも横から見られないようにするプライバシーフィルター（最近は携帯電話用とかも売ってますね）もありますが、お子さんとパソコンをする場合には二人並んで操作する事が多いと思うのでこの手のフィルターは不要でしょう。
フィルターはディスプレイの保護にも役立ちます。
ついついディスプレイを手で触ることがあり、特に液晶ディスプレイは痛みやすいのでその対策にも一役かいます。ディスプレイのフィルタは使っている画面の大きさに合わせて購入してください。
インターネット上には色々な情報が氾濫しています。インターネットは単なる「道」であって、その上には現実世界と同じような、それ以上の情報が散乱しています。
インターネットはお子さんを簡単に、パリの凱旋門に連れて行くことも、富士山の頂上に連れて行くことも、宇宙から地球を見せることも出来ますが、反面、戦場を見せることも、ネオン街を見せることも出来るのです。
そういう、子供にとっては有害と思われる、世の中の現実、そして虚実からお子さんを守ることが必要です。
そのための仕掛けがフィルタリングと言います。
有害な情報をお子さんに見せないようにする仕掛けです。
フィルタリングは、プロバイダーが行っているサービスや、専用のソフトウエアがパソコンショップなどで売っています。
一応WindowsのOSそのものにも機能はありますが、専用のソフトを入れるのがよろしいかと思います。
これらのフィルタリングはお子さんが何を見ているのかを監視したりすることも出来ます。「監視」と言うと聞こえは悪いですが、なにか犯罪に巻き込まれた場合に原因がどこにあるのか調べたりするときに有効です。
また、パソコンはウイルスの脅威にもさらされているのでお子さんのパソコンに限らずウイルス対策ソフトを導入されることをお勧めします。